抗がん剤の副作用について②

がん治療

こんにちは!わりょうです。

前回の続きにもなりますが、
がん治療の一環として多くの患者さんが受ける「抗がん剤治療」。治療効果がある一方で、副作用に悩まされる方も多くいらっしゃいます。(私もその一人です)
その中でも、「食欲不振」や「味覚障害」は、心身ともに大きな負担になる症状のひとつです。

今回は、抗がん剤による味覚の変化と食欲不振について、私自身の体験も交えながらお話しします。

抗がん剤と味覚障害:食べ物の味がしない・変に感じる

抗がん剤の副作用でよく起こるのが「味覚障害」です。
よくある症状には以下のようなものがあります:

  • 食べ物の味が感じられない
  • 金属のような変な味がする
  • いつもの食事が苦く感じる
  • 水すらまずい
  • 舌が常にしびれている

私は、治療を始めて6週目あたりから「ん?なんか味が変だな」と思いはじめました。
最初は気のせいかと思っていたのですが、大好きだった白ごはんが「無味無臭の紙」やひどい時は「洗剤」みたいに感じられて、食べる気力がなくなりかけました。
口内炎もそうですが、食事を以前と同じように楽しめなくなるのは想像以上に辛いですね。

病気になる前は毎日一本くらい飲んでいたチューハイも飲めず、甘いものもあまり美味しく感じられない為、人生の楽しみを奪われた間隔になりました。

食欲不振:頭では食べなきゃとわかっていても…

味を感じなくなると、「食べることが苦痛」になります。

「食べなきゃ体力が落ちる」とわかっていても、
・味がしない
・食感すら気持ち悪い
・匂いに吐き気がする
となると、無理しても食べられません。

私自身、数日間ほとんど何も食べられないことが続き、体重もガクッと落ちた時期もありました。
この状態が続くと、治療そのものに影響が出てしまう可能性もあります。

どう乗り越える?味覚障害と食欲不振への工夫

少しでも「食べられるもの」を探すことが大切です。
私が試して効果があった方法をいくつか紹介します。

● 味が濃いめのものを試す

→ 甘口のカレー、みそ汁、レモンを絞った料理など、強い味は多少感じやすかったです。
※ただし辛い物やすっぱすぎるものは控えた方が無難です。

● 温度を変えてみる

→ 熱すぎたり冷たすぎたりすると刺激が強すぎるので、「常温のゼリー」などが食べやすかったです。

● 栄養補助食品や飲み物を活用

→ 食事が無理でも、栄養ドリンクや高カロリーゼリーを摂るだけでも違いました。
特に胃内部で出血していて常に貧血気味な私には、鉄分を接種できるウイダーインゼリーや
『 サジー 』には非常に助けられました。

● 食べられそうな「タイミング」を見つける

→ 体が楽な時間帯に、無理のない範囲で少しずつ食べるのもコツです。
服薬していないタイミングは体調も少しは安定してきますので、私はこのタイミングでしっかり食べるようにしていました。

●個人的に食べやすかったもの

食事自体がつらいことが多いですが、私個人的には食べやすかったものは

  • うどんやそうめん
  • お豆腐を使った料理
  • ちゃんぽん麺
  • お味噌汁
  • ささみ

などです。

特にうどんそうめんは食感も楽しめますし、ツルっと食べられるので重宝していました。

心のつらさもある:周囲に理解してもらうことの大切さ

「味がしない」と言っても、なかなか周りには理解されづらいです。
「食べなよ」と言われても、どうにもできないことがある。
この“つらさ”を誰かに話すだけでも、少し楽になることがあります。

私の場合、妻が食事を工夫してくれていて、こういうものが食べやすい。という要望を考慮したものを食べれていたため少しは気持ちは楽でした。
ただ、外食などは必然的にできなくなりますし、ファーストフードなどもっての他ですので美味しいことを知っている分、なおさら悲しかったですね。。

ブログやSNSで思いを発信するのも、心の支えになるかもしれません。
私もこのブログを通して、同じように苦しんでいる方が「自分だけじゃない」と思ってもらえたら嬉しいです。

まとめ:少しずつ、自分に合った工夫を

抗がん剤による味覚障害や食欲不振は、思った以上に心に響く副作用です。
無理をせず、医師や栄養士さんと相談しながら、自分に合った対策を見つけていくことが大切です。

もしあなたも同じような悩みを抱えているなら、コメント欄やお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。一緒に乗り越えていきましょう!

ご覧いただきありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします✨

コメント

タイトルとURLをコピーしました